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公共施設
門西家住宅
門西家住宅 “国指定重要文化財”

 門西家は、古文書によると古く室町時代より湯之奥の現在地に住み、保存最古の古文書並びに発見資料などの内、位牌に天文7年寂、佐野常之進(明治37年11月書替)が見られ、天文12年佐野縫右衛門尉の頃にはすでに穴山家の湯之奥代官と関守を務め、桃山期まで佐野の姓で呼ばれてきたが、慶長2年、姓を門西と改め、江戸期も名主と関守を兼ねて、湯之奥金山(中山その他の金山)、山林などの管理をして幕末に至った家柄で、名主・関守を勤めた当時の古文書も系統だって保存されており、家系を知る資料が整っていて現在の戸主門西正勝氏の代に至っている。
 建物は、桁行14.67m、梁間9.19m、一重入母屋造、茅茸で、その建立時代について知る資料は詳細でないが、当建物は山梨県下の住宅(民家)建築として、県外より甲府盆地(国中)に入る青梅街道筋の切妻造りと、富士川流域(河内)の入母屋造りとに二分された後者の代表的な遺構である。
 建築様式や手法より見て、江戸中期初頭の建立と見られる広間型形式の建築で、特筆すべきは、家の規模が大きく、梁組構造が整然とし、木割が太い。これらの手法は、この住宅が古くかつ由緒あることを示している。
 その後、東側に縁、土間にひろしき、座敷および奥の間に天井を設けるなど、各所を改造修理して近年に至ったが、主体部はよく旧状が保存されていて、昭和39年重要文化財に指定されたものである。
 この門西家住宅は建築後永い年月を経、破損・老朽化がはなはだしかったので、昭和44年に解体修理工事を実施し、資料に基づき前期の改造部を旧規に復したものが現在の建物である。

住所表示〒409-2941
山梨県南巨摩郡身延町湯之奥255
備考国指定重要文化財 「建造物」
所有者:門西正勝
所在地:湯之奥255番地
指定年月日:昭和39年5月29日
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