甲斐黄金村・湯之奥金山博物館

夏休み恒例事業の紹介

湯之奥金山博物館では、夏ならでは、そして家族皆やお友達と楽しむことの出来るプログラムを企画・発信しています。
「こども金山探険隊」や「砂金掘り大会」、そして「私学交流砂金掘り大会」や「親子映画観賞会」など。
これら夏休み恒例となったプログラムは回数重ねて少しづつマイナーチェンジ。
ご参加いただいた皆様からも大変好評をいただいております。
でも、一体どんなことをするのか、自分でも参加できるだろうか? ちょっと興味ありませんか?
夏休み親子自由研究の題材としても大活用できるこれらのプログラムについてご紹介します。

平成22年度夏の大事業、日程決定!申し込み受付可。

こども金山探険隊

17年探検隊の現地での様子  博物館の夏休み恒例事業となった「こども金山探検隊」
 この事業の目的は、戦国時代の金山の現場を自分の目で確かめ、かつて行われていた鉱山作業を自分自身で体験することにより、 楽しみながら歴史を理解すること。
 博物館併設の砂金採り体験室では、戦国期の鉱山作業“汰り分け”を体験することが出来ますが、 「汰り分け」だけでなく「粉成」も「精錬」もやってしまおうというのが、この「こども金山探検隊」です。
 1日目は湯之奥3金山のうちいずれかの金山に登り、現地見学。そして下山後、博物館で鉱山用挽き臼を粉成・汰り分け作業。 2日目は灰吹き作業をし、約3gの金粒に刻印を打ち、自分だけの“甲州金”を作ります。 もちろん出来上がった甲州金は持ち帰ることが出来ます。
 すべてのプログラムを終え、修了式では「こども金山衆免許皆伝」の修了証書を参加者全員に渡しています。

遺跡への道を登山中。みんな頑張っています。  博物館のある下部温泉郷の道を車で20分ほど進んでいくと「湯之奥」という集落があります。 さらに進むと山梨と静岡の県境に位置する「毛無山(1964m)」があり、その中腹(1650m付近)に湯之奥・中山金山遺跡があります。
 戦国時代から江戸時代にかけて操業していた湯之奥金山。歴史の現場まで自分の足で登り、 “金山探検隊”として、採掘跡や坑道、作業場や居住域、石塔など、金山跡を隅々まで探検します。
 毛無山は山梨百名山の1つとしても有名で、年間多くの登山者が登る山でもあります。 中山金山遺跡はちょうど山の中腹で、現地までは片道約1時間30分ほど。登山道は結構急斜面ですが、登った後の達成感と、 そこに広がる歴史の現場を実際に目にする感動は、登ってみないと分かりません。

茅小屋金山はこんな感じ。海もいいけど山もね。  ちなみに見学地の候補は湯之奥・中山金山遺跡と湯之奥・茅小屋金山遺跡の2箇所。 茅小屋金山遺跡は、中山金山遺跡と登山道が異なり、岩場や川を渡ったりする箇所の多いアスレチックのようなルートで、これはこれで 結構大変ですが、標高800mに位置するので片道は約40分程度です。ちなみに茅小屋遺跡の現場から、 さらに2時間ほど登ると内山金山遺跡がありますが、内山金山は現在、危険な場所もあるため探検隊の見学地から外しています。 でも、難所を排していつか皆に見せることが出来ればと願う遺跡の一つです。
 この2箇所の見学地は年毎に入れ替わります。



一生懸命臼を挽くと、あーら不思議。あの硬い鉱石が小麦粉のように!  博物館に戻ってから今度は粉成と汰り分け作業です。
用意してある金鉱石を「かまど」で焼き脆くします。何もしない状態では硬い鉱石も 火の中にくべて熱すると手で簡単に割れるくらいにもろくなります。それを「かなづち」で細かく小さく砕き、挽き臼で粉状態にします。 小麦粉と同じくらいに細かい粉になった鉱石の中に微細な金粒が入っている(かもしれない)ので、それを丹念に水の中で汰り分けます。
 鉱石砕いて採集する金は、砂金採り体験室に入ってる金粒とは大きさもまったく比にならない程小さく、まさに“粉”。 そんな小さなものを見つけ出すにはテクニックと集中力を要しますが、それゆえ見つけた時、金が入っていた時の喜びは格別です。

作成甲州金のほんの一例。うまく作れるといいね。 「こども金山探検隊」の2日目はいよいよ甲州金作り。不純物の混ざった金地金を金色に吹き上げます。 これが簡単そうで意外に難しい作業なのですが、お父さんやお母さんも一緒に作業を進めています。
 炉で熱してから、バーナーでさらに加熱し金の粒にします。金が溶けていく様子というのも、 どこででも簡単に見れるというものではありませんから、みな興味津々です。
 粒金をたたいて丸く延ばし、そこに刻印を打ちこんで自分だけの「甲州金」の出来上がりです。

 

湯之奥金山博物館杯・砂金掘り大会

参加者も年々増えている砂金掘り大会  夏休み恒例、湯之奥金山博物館杯・砂金掘り大会。 湯之奥金山博物館では、すでに9回を開催しておりますが、 この「砂金掘り大会」という名称を聞くだけで大概の人、そう9割の人から「プッ、大会なんてあるの〜?」と、 もはや失笑に近い笑いを得ることが出来ます。あるんですよ、大会が。世界大会もありますし、意外と各地で行われているのです。 しかしながら「じゃあ参加してみるか」と思ったところで、なかなか近くでみかけないというのがこの大会なのです。
 当館の大会は、世界大会のルールを基本に館独自のアレンジを加え、 小中学生男女混合の「ジュニア部門」、高校生以上、年齢上限なしの「男女初心者部門」、 年齢不問、腕に覚えのある人は「男女ベテラン部門」と、3部門に分かれた競技を行っています。 参加に当たっては自分に最も適していると思う部門にエントリーしていただくだけ。
 各部門の1位から3位までに賞状とメダルが、そして3部門あわせて最も成績の良かった人を総合優勝者としてトロフィーを 授与いたします。

 さて、競技ルールはいたってシンプル。砂の中に混入されている砂金をスピーディかつ正確にとりこぼさずに採ればOK。
 もう少し詳しく述べると、各部門ともに主催側で決めた数の砂金が混入されている10キロの砂をパンニングしてもらいます。取りこぼしなくパンニングできれば問題ありませんが、もし取りこぼしがあった場合は、1粒の砂金を採りこぼす毎に、 自己タイムに3分のペナルティが加算され、それが成績となります。
 つまり、砂金が10粒混入されている砂を5分でパンニングし終わり10粒採取した場合、この人は「5分/10粒」が成績となります。 同じ条件で、5分でパンニングし終わり8粒採取した場合、この人は「11分/8粒」が成績となるわけです。
 ただし制限時間は10分、タイムオーバーすると失格です。なお、競技終了まで参加者に砂金混入数は公表いたしません。 10粒入ってると思ってたら実は8粒だったり、4粒しかとれなくてドキドキしてても、実は4粒がパーフェクトだったりすることもあるのです。
 たかが“砂金掘り”と侮るなかれ。ただ砂をかき回していればいい、やみくもに砂を落とせばいいというものではありません。テクニックはもちろん、少しは頭も使わないといい成績は残せません。体験室で練習しましょう。
 さあ、日々の精進で次回の覇者はあなたかも!?

 そして一般の砂金掘り大会終了後、同日午後に開催している 東西中高交流砂金掘り大会。 東西私学の雄が砂金掘りで対決!?という驚きの組み合わせが実現しているこの大会は2009年で6回目。マスコミも注目する事業となっています。 兵庫・灘、東京・開成、そして地元山梨から駿台甲府と山梨学院、昨年は埼玉から立教新座も参加し5校となりました。2009年の優勝校は!?参加校もまだまだ受付中です。「打倒、王者!我校こそは」と思われる学校関係者の皆様、博物館までご連絡ください。

 これらの事業に参加してみたいと思う方は、当館まで御連絡ください。(メール、電話、FAXいずれでも可)期日が確定し次第、 優先的に事業通知をご送付させていただきます。


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